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神算鬼謀
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しんさんきぼう
ふりがな文庫
“
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)” の例文
たねをあかせば、これは呉用軍師の
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
で、初めからこの一戦で勝つ気はなく、過日らい、さんざんな砲撃に悩まされた結果
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ガラッ八は
喫驚
(
びっくり
)
しました。五日籠っていた平次の
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
が、日本中の大泥棒の巣を、叩き潰すまでに運んでいたのです。
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
いずれは常人の思いも及ばぬ
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
を以て、一挙にして怪賊の正体をあばき、その連類を一網打尽し、相川青年に今度こそはと誓った、品子さん保護の任を果すべく
妖虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
魯粛はゆうべから孔明の智謀をさとって、今はまったく、その
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
に、ただただ舌を巻いて心服するのみだった。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五日籠つてゐた平次の
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
が、日本中の大泥棒の巣を、叩き潰す迄に運んで居たのです。
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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いかなる
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
があるのか、明智はますます大胆不敵である。
黒蜥蜴
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
(秀吉の師たりまた、世に聞ゆる
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
の士、どんな策を構え、どんな雄弁をふるって、われを説かんとするか?)
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
右府様がまた例の
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
をもって、わたくしが所持の
牧谿
(
もっけい
)
の一幅を、召し上げようとなされていられる。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なに
逸
(
はや
)
り給うか酒井どの、秀吉ほどな
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
に富むものが、いかに取りいそいで発向したとは申せ、あとの本営に、守りも得ぬほどな将士をのこさずに参ろうか」
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
兵を用いるや
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
、敵をあざむくや表裏
不測
(
ふそく
)
でありながら、
軍
(
いくさ
)
を離れて、その人間を観るときは、実に、
愚
(
ぐ
)
ともいえるほど正直な道をまっすぐに歩いた人であった。
三国志:12 篇外余録
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諸葛亮
(
しょかつりょう
)
、
字
(
あざな
)
は
孔明
(
こうめい
)
、また道号を臥龍先生と称して、
上
(
かみ
)
は天文に通じ、
下
(
しも
)
は地理民情をよくさとり、
六韜
(
りくとう
)
をそらんじ、
三略
(
さんりゃく
)
を胸にたたみ、
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
、実に、世のつねの学徒や兵家ではありません
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
むかしは、柴田殿といえば、鬼ともいわれ、
神算鬼謀
(
しんさんきぼう
)
の大将ともいわれたか知らぬが、今日となっては、北ノ庄殿の戦法も、すべてのおさしず振りも、はや時勢に
副
(
そ
)
わぬお古い頭となっておる。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
算
常用漢字
小2
部首:⽵
14画
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
謀
常用漢字
中学
部首:⾔
16画
“神算”で始まる語句
神算
神算子