“神算鬼謀”の読み方と例文
読み方割合
しんさんきぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たねをあかせば、これは呉用軍師の神算鬼謀しんさんきぼうで、初めからこの一戦で勝つ気はなく、過日らい、さんざんな砲撃に悩まされた結果
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ガラッ八は喫驚びっくりしました。五日籠っていた平次の神算鬼謀しんさんきぼうが、日本中の大泥棒の巣を、叩き潰すまでに運んでいたのです。
いずれは常人の思いも及ばぬ神算鬼謀しんさんきぼうを以て、一挙にして怪賊の正体をあばき、その連類を一網打尽し、相川青年に今度こそはと誓った、品子さん保護の任を果すべく
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)