トップ
>
祕密
>
ないしよ
ふりがな文庫
“
祕密
(
ないしよ
)” の例文
新字:
秘密
藥嫌ひで醫者が呉れた藥さへ二度に一度は
祕密
(
ないしよ
)
で棄てたほどなのに、今の場合父の常用の消化藥をさへ手頼りにする氣になつた。
入江のほとり
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
貴方
(
あなた
)
の
祕密
(
ないしよ
)
が、
私
(
わたし
)
には
知
(
し
)
れましても、お
差支
(
さしつか
)
へのない
事
(
こと
)
をお
知
(
し
)
らせ
申
(
まを
)
しませうか、——
餘
(
あんま
)
り
御心配
(
ごしんぱい
)
なすつておいとしいんですもの。
眞個
(
ほんと
)
に、
殿方
(
とのがた
)
はお
優
(
やさ
)
しい。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
だから、旅行のことは私とお前との間ぎりで
祕密
(
ないしよ
)
にしといてお呉れな。
先日
(
こなひだ
)
先方の男に會つてよくよく話をして見ると、物分りのいゝそれは
柔
(
やさ
)
しい男なのだよ。
孫だち
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
「
他言
(
たごん
)
しては
不可
(
いけな
)
い、
極
(
ごく
)
の
祕密
(
ないしよ
)
に、と
言
(
い
)
ふやうな
事
(
こと
)
なんですわね。」
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
彼處
(
あしこ
)
ぢやまだ
祕密
(
ないしよ
)
にしてるやうだけど、おら、
昨日
(
きのふ
)
確かなところから聞き込んだのさ。よつちやんがその息子さんに見染められたといふことだが、女は
容色
(
きりやう
)
のいゝのが何よりだ。大した仕度金が出るつてことだよ。」
玉の輿
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
祕
部首:⽰
10画
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
“祕密”で始まる語句
祕密喰
祕密莊嚴