いしころ)” の例文
やい何をやアがるんだ、んなものを打附ぶっつけやアがって、畜生め、財布の中へいしころか何か入れて置いて、人の頭へ叩き附けて、ざまア見やアがれ、彼様あんな汚ないなりていながら
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
十六歳にして或る私立の中學校に這入つた。三年許りにして其保護者パトロンの死んだ後は、再び大都の中央まんなかいしころの如く投げ出されたが、兎に角非常な勞働によつて僅少の學費を得、其學校に籍だけは置いた。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
十六歳にして或る私立の中学校に這入つた。三年許りにして其保護者パトロンの死んだ後は、再び大都の中央へいしころの如く投げ出されたが、兎に角非常な労働によつて僅少の学費を得、其学校に籍だけは置いた。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)