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碧蹄館
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へきていかん
ふりがな文庫
“
碧蹄館
(
へきていかん
)” の例文
あくるどしの正月
碧蹄館
(
へきていかん
)
のたゝかいに
明
(
みん
)
の大軍を打ちやぶりまして味方が大勝利を得ましたことがござります。
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
だが、その間に在って、
碧蹄館
(
へきていかん
)
の血戦は、
退
(
ひ
)
き口の一戦として、明軍をして顔色なからしめたのである。
碧蹄館の戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
ところが、ある日の高座で
前講
(
ぜんこう
)
のなんとかいう若い講釈師が朝鮮軍記の
碧蹄館
(
へきていかん
)
の戦いを読んだのです。
三浦老人昔話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其の才略抜群で
後
(
のち
)
秀吉が天下経営の相談相手となり、秀吉から「日本の蓋でも勤まる」と言われたが、而も武勇抜群で、朝鮮の
役
(
えき
)
には
碧蹄館
(
へきていかん
)
に於て、十万の
明
(
みん
)
軍を相手に、決戦した勇将である。
厳島合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
僕の友人の神原君は
作州
(
さくしゅう
)
津山
(
つやま
)
の人である。その祖先は小早川
隆景
(
たかかげ
)
の家来で、主人と共に朝鮮にも出征して、かの
碧蹄館
(
へきていかん
)
の戦いに
明
(
みん
)
の
李如松
(
りじょしょう
)
の大軍を撃ち破った武功の家柄であると伝えられている。
馬妖記
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
碧
漢検準1級
部首:⽯
14画
蹄
漢検準1級
部首:⾜
16画
館
常用漢字
小3
部首:⾷
16画
“碧”で始まる語句
碧
碧血
碧玉
碧空
碧眼
碧梧桐
碧落
碧瑠璃
碧色
碧潭