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砲煙
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ほうえん
ふりがな文庫
“
砲煙
(
ほうえん
)” の例文
見
(
み
)
わたすかぎり、
草
(
くさ
)
と
灌木
(
かんぼく
)
の
生
(
は
)
え
茂
(
しげ
)
った
平原
(
へいげん
)
であります。
真
(
ま
)
っ
青
(
さお
)
な
空
(
そら
)
は、
奥底
(
おくそこ
)
の
知
(
し
)
れぬ
深
(
ふか
)
さを
有
(
ゆう
)
していたし、
遙
(
はる
)
かの
地平線
(
ちへいせん
)
には、
砲煙
(
ほうえん
)
とも
見
(
み
)
まがうような
白
(
しろ
)
い
雲
(
くも
)
がのぞいていました。
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少女を
描
(
えが
)
き、空想を生命とした作者が、あるいは
砲煙
(
ほうえん
)
のみなぎる野に、あるいは
死屍
(
しし
)
の横たわれる
塹壕
(
ざんごう
)
に、あるいは機関砲のすさまじく鳴る丘の上に、そのさまざまの感情と情景を
叙
(
じょ
)
した筆は
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
“砲煙”の意味
《名詞》
大砲を発射した時の煙。
(出典:Wiktionary)
砲
常用漢字
中学
部首:⽯
10画
煙
常用漢字
中学
部首:⽕
13画
“砲煙”で始まる語句
砲煙弾雨