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石斛
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せっこく
ふりがな文庫
“
石斛
(
せっこく
)” の例文
頂上附近にはサルオガセをつけた
栂
(
つが
)
や五葉松が多い。けれども
石斛
(
せっこく
)
や
巻柏
(
いわひば
)
は少ないようである、植木取りに乱採された結果であろう。
奥秩父
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
「
石斛
(
せっこく
)
じゃ、石斛というんじゃ、よく見ろこれを、——芙蓉や葉牡丹などとは茎も葉もまるで違うわ、違い過ぎるわ馬鹿馬鹿しい」
嫁取り二代記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
木曾川の岸には、うるい、
露菊
(
つゆぎく
)
のたぐいが咲きみだれ、山には
石斛
(
せっこく
)
、
岩千鳥
(
いわちどり
)
、
鷺草
(
さぎそう
)
などの咲き出すのも、そのころです。
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
石斛
(
せっこく
)
の花が咲いている。
槐
(
えんじゅ
)
の花が咲いている。そうして
厚朴
(
ほお
)
の花が咲いている。鹿が断崖の頂きを駆け、
鷹
(
たか
)
が松林で啼いている。
鵙
(
もず
)
が木の枝で叫んでいるかと思うと、
鶇
(
つぐみ
)
が藪でさえずっている。
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
東京への
土産
(
みやげ
)
にと言って、
石斛
(
せっこく
)
、うるい、
鷺草
(
さぎそう
)
、その他深い山の中でなければ見られないような珍しい草だの、香のある花だのの見本を集めて、盆前に橋本の家を
発
(
た
)
って行った。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“石斛(セッコク)”の解説
セッコク(石斛、学名:Dendrobium moniliforme)は、単子葉植物ラン科の植物。日本の中部以南に分布する。岩の上や大木に着生する着生植物である。
(出典:Wikipedia)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
斛
漢検1級
部首:⽃
11画
“石”で始まる語句
石
石鹸
石垣
石塊
石見
石燈籠
石榴
石膏
石楠花
石碑