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矢疵
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やきず
ふりがな文庫
“
矢疵
(
やきず
)” の例文
サン・セバスチヤノの
矢疵
(
やきず
)
だらけなのも、異教徒の迫害の画も、
伊太利
(
イタリヤ
)
派の有名な宗教画の大部分は、私には、不快な感じのほかに何ものをも与えない、同じ宗教画にしても
スウィス日記
(新字新仮名)
/
辻村伊助
(著)
権現様
(
ごんげんさま
)
戦場お
持出
(
もちだ
)
しの
矢疵
(
やきず
)
弾丸痕
(
たまあと
)
の残つた
鎧櫃
(
よろいびつ
)
に納めて、
槍
(
やり
)
を立てて使者を送らう。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ついに叛将は
殪
(
たお
)
したものの
矢疵
(
やきず
)
ありありと鎧に残り、楯無しの威霊を損じたため、重代の宝器に矢の立つこと家運の傾く
兆
(
きざ
)
しならんと、信昌公には嘆じられたが、よし
自
(
みずか
)
ら試みんものと
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
もう七年も前ですが、海賊に襲われて、手前がひどい
矢疵
(
やきず
)
を
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
疵
漢検1級
部首:⽧
10画
“矢”で始まる語句
矢張
矢
矢鱈
矢庭
矢立
矢絣
矢来
矢先
矢弾
矢筈