眼隠めかく)” の例文
旧字:眼隱
一人が眼隠めかくしをしてかくされた品物のまわりを廻ると、一人の音頭取おんどとりがはらはらしながら、あしを叩いて
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
隣りに並んでいる女は勿論もちろんT女であろうが、黙って身じろぎもせずに腰かけている。多分私の眼隠めかくしが厳格に守られるかいなかを監督する為めに同乗して居るものらしい。
秘密 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
そばへ行くと、飛んだりたりする。馬がこわがるからだと云って、手拭てぬぐい眼隠めかくしをして、支那の小僧が両手でくつわをしっかり抑えている。遠くから見ると、馬が鉢巻はちまきをしたようでおかしかった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)