“音頭取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんどとり63.6%
おんどと36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああいう時の調子では音頭取おんどとりも致しますけれど、改まってどうしてお聞かせ申すことができますものか」
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
木やり音頭取おんどとり五七人花やかなる色木綿いろもめん衣類いるゐ彩帋いろがみざいとりて材木の上にありて木やりをうたふ。
一人が眼隠めかくしをしてかくされた品物のまわりを廻ると、一人の音頭取おんどとりがはらはらしながら、あしを叩いて
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
塩辛しおからい声を振り揚げる髪結い直次の音頭取おんどとりで、ひなびた合唱がまたそのあとに続いた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)