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音頭取
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おんどとり
ふりがな文庫
“
音頭取
(
おんどとり
)” の例文
「ああいう時の調子では
音頭取
(
おんどとり
)
も致しますけれど、改まってどうしてお聞かせ申すことができますものか」
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
木やり
音頭取
(
おんどとり
)
五七人花やかなる
色木綿
(
いろもめん
)
の
衣類
(
いるゐ
)
に
彩帋
(
いろがみ
)
の
麾
(
ざい
)
採
(
とり
)
て材木の上にありて木やりをうたふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
鹿兒島育ちの彼は、クラスの野次の
音頭取
(
おんどとり
)
で、田舍丸出しの率直さがみんなに愛されてゐた。
猫又先生
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
腹が空くと、電信の針がねに一座ずらりと出て、ぽちぽちぽちと
中空
(
なかぞら
)
高く順に並ぶ。中でも
音頭取
(
おんどとり
)
が、電柱の
頂辺
(
てっぺん
)
に一羽
留
(
とま
)
って、チイと鳴く。これを合図に、
一斉
(
いっとき
)
にチイと鳴出す。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
やや太く低いけれども極めて力のある
音頭取
(
おんどとり
)
の声と、それにつづいて大勢の中にもとりわけ一人二人思うさま
甲高
(
かんだか
)
な若い美しい声の
打交
(
うちまじ
)
った木遣の
唄
(
うた
)
は、折からの
穏
(
おだやか
)
な秋の日に対して
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
左の座にはその
音頭取
(
おんどとり
)
があるようにも見えた。大抵の読者はそのいずれかに属しながら押黙っていたのである。鴎外はむしろそれを好いことにして、いよいよ
韜晦
(
とうかい
)
の術をめぐらすのである。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
木やり
音頭取
(
おんどとり
)
五七人花やかなる
色木綿
(
いろもめん
)
の
衣類
(
いるゐ
)
に
彩帋
(
いろがみ
)
の
麾
(
ざい
)
採
(
とり
)
て材木の上にありて木やりをうたふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“音頭”で始まる語句
音頭
音頭踊
音頭小唄