“おんどとり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
音頭取87.5%
號頭12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鹿兒島育ちの彼は、クラスの野次の音頭取おんどとりで、田舍丸出しの率直さがみんなに愛されてゐた。
猫又先生 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
腹が空くと、電信の針がねに一座ずらりと出て、ぽちぽちぽちと中空なかぞら高く順に並ぶ。中でも音頭取おんどとりが、電柱の頂辺てっぺんに一羽とまって、チイと鳴く。これを合図に、一斉いっときにチイと鳴出す。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
號頭おんどとり一つ處にとゞまりつゝまづ最初の一節を歌ひその歌終れば圓形を造りて立てる一群の舞姫皆舞ひめぐりつゝこれを繰返し歌終りて止まる
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)