ナホ)” の例文
後世の因明論理や儒者の常識を超越した社会現象は、皆、此即位又は元旦の詔旨(のりとの本体)のナホす、と言ふ威力の信仰に基いてゐるのだ。
氣短く思はないで、ナホアカキヨく力強い歌を産み出す迄の、あさましい「ハヽクニ」の姿を見瞻つて、共にあくうざずの叫びを擧げて頂きたい、と願ふのです。
茂吉への返事 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
神又は神に近い生活をする者を、ナホ人から隔離するのがたなの原義で、天井からなりと、床上になりと、自由に、たななるものは、作る事が出来た訣である。
たなばたと盆祭りと (新字旧仮名) / 折口信夫(著)