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生効
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いきがい
ふりがな文庫
“
生効
(
いきがい
)” の例文
図書 針ばかり
片割月
(
かたわれづき
)
の影もささず、下に向えば真の
暗黒
(
やみ
)
。男が、足を踏みはずし、壇を転がり落ちまして、
不具
(
かたわ
)
になどなりましては、
生効
(
いきがい
)
もないと存じます。
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「こういう
処
(
ところ
)
にいると、本でも読まんことには馬鹿になってしまうからね。僕は八百屋だけれど、読書のお
蔭
(
かげ
)
で
生効
(
いきがい
)
を感じている。
貴女
(
あなた
)
も寂しい時は本を読みなさい。救われますよ。」
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
半年ばかりですたれたが、一種の
物妖
(
ぶつよう
)
と
称
(
とな
)
えて
可
(
よ
)
かろう。持たないと、
生効
(
いきがい
)
のないほど欲しかった。が樹島にはそれがなかった。それを、夢のように与えられたのである。
夫人利生記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
最早、
生効
(
いきがい
)
も無いと存じながら、死んだ女房の遺言でも
止
(
や
)
められぬ
河豚
(
ふぐ
)
を食べても死ねませぬは、更に一度、来月はじめの舞台が有って、おのれ、この度こそ、と思う、未練ばかりの故でござる。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
効
常用漢字
小5
部首:⼒
8画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死