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牢記
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ろうき
ふりがな文庫
“
牢記
(
ろうき
)” の例文
某は家にいたのに、
来
(
きた
)
り診することを
肯
(
がえん
)
ぜなかった。常吉はこの時父のために憂え、某のために
惜
(
おし
)
んで、心にこれを
牢記
(
ろうき
)
していた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
それが如何なる原因からということは、残念ながら今はまだ考え出せないが、ともかくも将来の弘い比較のためにこういう事実だけは
牢記
(
ろうき
)
する必要がある。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
新らしき床屋の番地を、心底深く
牢記
(
ろうき
)
して呑み友達の家で、酒盃を挙ぐる間に忘れもせず、
自家
(
うち
)
へ帰ってから、CとSの書損いを、ハガキで注意してやるのである。
青バスの女
(新字新仮名)
/
辰野九紫
(著)
……諸君……
牢記
(
ろうき
)
して忘るる勿れ。神様というものは常に吾が○○以上に尊敬せねばならぬものである。その実例は日本外史を
繙
(
ひもと
)
いてみれば直ぐにわかる事である。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
といった絶句の如きは今なお
牢記
(
ろうき
)
して忘れぬものである。
西瓜
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
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父母と共に崖の上の小家に移った時から、わたくしは香以の名を
牢記
(
ろうき
)
している。既にしてわたくしはこの家の旧主人小倉が後に名を
是阿弥
(
ぜあみ
)
と云ったことを知った。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“牢記”の意味
《名詞》
牢 記(ろうき)
しっかり記憶すること。
(出典:Wiktionary)
牢
漢検準1級
部首:⽜
7画
記
常用漢字
小2
部首:⾔
10画
“牢”で始まる語句
牢
牢屋
牢獄
牢舎
牢固
牢人
牢乎
牢問
牢格子
牢守