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燃未了
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もえさし
ふりがな文庫
“
燃未了
(
もえさし
)” の例文
斯
(
かか
)
る賭博に喧嘩の伴うのは珍しくない。二人は勝負の争いから
忽
(
たちま
)
ちに喧嘩を始めて、熊吉は
燃未了
(
もえさし
)
の枝を
把
(
と
)
るより早く、重蔵の
横面
(
よこつら
)
を一つ
撲
(
なぐ
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
何処
(
どこ
)
やらで滝の音が聞えて、
石燕
(
いわつばめ
)
が窟の前を掠めて飛んだ。男は
燃未了
(
もえさし
)
の
薪
(
たきぎ
)
を
把
(
と
)
って、鳥を目がけて
礑
(
はた
)
と打つと、実に眼にも
止
(
とま
)
らぬ早業で、一羽の石燕は打つに
随
(
したが
)
って
其手下
(
そのてもと
)
に落ちた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
重太郎も
流石
(
さすが
)
に
面目
(
きまり
)
が悪いか、
燃未了
(
もえさし
)
の
薪
(
たきぎ
)
を
撥
(
ほじ
)
りながら
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
燃
常用漢字
小5
部首:⽕
16画
未
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
了
常用漢字
中学
部首:⼅
2画
“燃”で始まる語句
燃
燃立
燃上
燃料
燃殻
燃燒
燃焼
燃滓
燃木
燃尽