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煮切
ふりがな文庫
“煮切”の読み方と例文
読み方
割合
にえき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にえき
(逆引き)
けれども、こっちぢゃ
煮切
(
にえき
)
らない、というのがね——あの、
娘
(
こ
)
にはお
母
(
っか
)
さんがありません。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それと同時に
須永
(
すなが
)
の
従弟
(
いとこ
)
と仮定された例の
後姿
(
うしろすがた
)
の正体も、ほぼ
発端
(
ほったん
)
の入口に当たる浅いところでぱたりと行きとまったのだと思うと、その底にはがゆいようなまた
煮切
(
にえき
)
らないような不愉快があった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
可
(
よ
)
かろう、
翌日
(
あした
)
にも、と酒の
勢
(
いきおい
)
で云ったものの、用もたたまっていますし、さあ、どうしようか、と受けた杯を
淀
(
よど
)
まして、——四五日経ってからの方が都合は
可
(
い
)
いのだがと、
煮切
(
にえき
)
らない。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
煮切(にえき)の例文をもっと
(5作品)
見る
煮
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“煮”で始まる語句
煮
煮染
煮焚
煮炊
煮〆
煮肴
煮込
煮立
煮方
煮汁
“煮切”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
夏目漱石