焦付こげつ)” の例文
お豆腐の餡掛あんかけ、薩摩芋の梅干韲うめぼしあえ、同じくセン、同じくフライ、同じくマッシ、自分が少し焦付こげつかせたる干瓢かんぴょうなんどいずれも美味ならざるはなし。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
何の罪がある? 何の報いで咽喉のど焦付こげつきそうなこのかわき? かわく! かわくとは如何どんなものか、御存じですかい? ルーマニヤを通る時は、百何十度という恐ろしい熱天に毎日十里ずつ行軍したッけが
別に鍋の中へ焦付こげつかないように竹の皮を敷いて湯を入れて一寸ばかりに切ったマカロニを一時間ほど湯煮ゆで
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
第百四十一 マカロニシチュー 伊太利いたり製か仏蘭西ふらんす製の上等なマカロニを四本ばかり一寸位に折って湯煮ゆでます。湯煮る時沸立ったら掻き混ぜて浮かせないと底へ沈んで焦付こげつきます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
... オヤ何だか焦臭こげくさい、大原さん干瓢が焦付こげつきますよ」大原「ホイ失敗しまった」
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)