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無慾
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むよく
ふりがな文庫
“
無慾
(
むよく
)” の例文
猶
(
なほ
)
その
愚
(
おろ
)
かな
母
(
はゝ
)
に
對
(
たい
)
してそゝぎ
得
(
う
)
るだらうか? あゝ
若
(
も
)
しもさうだとしたならば——?
彼女
(
かのぢよ
)
はたゞ
子供
(
こども
)
のために
無慾
(
むよく
)
無反省
(
むはんせい
)
な
愛情
(
あいじやう
)
のために
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
家
(
うち
)
には
変
(
へん
)
な
奉公人
(
ほうこうにん
)
を置きまして、
馬鹿
(
ばか
)
な者を愛して楽しんでゐるといふ
極
(
ごく
)
無慾
(
むよく
)
な人でございました。長
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
人は案外
無慾
(
むよく
)
で、財宝でもやや不用のものが出来ると、無意味にこれを散じて見たくなるらしいが、ただこの節はそんな場合が、昔に比べて大分少なくなっただけである。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
けれども
無慾
(
むよく
)
で慈悲心の深い
人達
(
ひとたち
)
ですから、さうして取つた
黄金
(
きん
)
も隣近所の貧乏人なんかに多くは恵みますから、人は皆この二人の年寄を
褒
(
ほ
)
めないものはありませんでした。
竜宮の犬
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
作は
無慾
(
むよく
)
である。仕えるためであって名を成すためではない。丁度労働者が彼らの作る美しき道路に名を記さないのと同じである。作者はどこにも彼の名を書こうとは試みない。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
慾
漢検準1級
部首:⼼
15画
“無慾”で始まる語句
無慾恬淡
無慾無色界