)” の例文
ここでは納所なっしょの僧が、く起きていたらしく、僧の影はひとりも見えないが、二斗きの大釜をかけたかまどの下には、まききつけてあった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
艫の釜場に入って見ると、一番きがすんで二番炊きにかかったところと見え、五升釜の下で薪が威勢よく燃え、ちょうど飯は噴きこぼれそうになっている。
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)