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灰皿
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はいざら
ふりがな文庫
“
灰皿
(
はいざら
)” の例文
背中でよりかかっていた家具の上から、機械的に一つの
灰皿
(
はいざら
)
をつかみ取って、口をききながら振り回した。秘書官の言ってる言葉が耳にはいった。
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
すると机の上の
灰皿
(
はいざら
)
に、二三本吸いさしの
金口
(
きんぐち
)
がたまった時、まず大儀そうに梯子段を登る音がして、それから誰か
唐紙
(
からかみ
)
の向うへ立止ったけはいがすると
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
夜おそく笹村は蓋物を提げて下宿へ
還
(
かえ
)
って行った。そして部屋へ入ってランプを
点
(
つ
)
けると、机の上の
灰皿
(
はいざら
)
のなかに、赤い印肉で雅号を
捺
(
お
)
したM先生の小形の名刺が入れてあった。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
花魁
(
おいらん
)
の道具のような、長い
煙管
(
きせる
)
を好きで、夏煙管とか言って自慢にしておりましたが、
灰皿
(
はいざら
)
が焼けるほど煙草を吸っても、少しも熱くならないのが自慢だそうで、その辺にもたしか
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
コーヒー茶わんとか
灰皿
(
はいざら
)
とかのこわれた代わりを買いに行っても、近ごろのものには、大概たまらなくいやだと思うような全く無益な装飾がしてあってどうにも買う気になれないのである。
銀座アルプス
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
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マッチと
灰皿
(
はいざら
)
がのっている。
椅子
(
いす
)
もある。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“灰皿”の解説
灰皿(はいざら 英:Ashtray)とは、主にタバコを喫煙する際に出た灰を入れるためのものである。
(出典:Wikipedia)
灰
常用漢字
小6
部首:⽕
6画
皿
常用漢字
小3
部首:⽫
5画
“灰”で始まる語句
灰色
灰
灰汁
灰燼
灰吹
灰神楽
灰汁桶
灰白
灰白色
灰塵