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滌
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あら
ふりがな文庫
“
滌
(
あら
)” の例文
拾得
(
じつとく
)
が
食器
(
しよくき
)
を
滌
(
あら
)
ひます
時
(
とき
)
、
殘
(
のこ
)
つてゐる
飯
(
めし
)
や
菜
(
さい
)
を
竹
(
たけ
)
の
筒
(
つゝ
)
に
入
(
い
)
れて
取
(
と
)
つて
置
(
お
)
きますと、
寒山
(
かんざん
)
はそれを
貰
(
もら
)
ひに
參
(
まゐ
)
るのでございます。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
といったかと思うと、伴れている金甲神が、もう刀を
抽
(
ぬ
)
いて、周の腹を裂いて、その臓腑をだして
滌
(
あら
)
って、もとの通りに収め、その上に四角な竹の笠を
伏
(
ふ
)
せ、釘をその四隅に打ったが
涼亭:――序に代へて――
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「女中に善く言つて聞せて、もつと膳椀を綺麗に
滌
(
あら
)
はせるやうにせい。諸生も内へ帰れば、皆立派な檀那だからな。」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
滌
(
あら
)
いますとき、残っている飯や菜を竹の筒に入れて取っておきますと、寒山はそれをもらいに参るのでございます
寒山拾得
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
滌
漢検1級
部首:⽔
14画
“滌”を含む語句
洗滌
洗滌器
一洗滌
塩化洗滌薬
御滌
洗滌液
浣滌
滌々
生理的洗滌
胃洗滌
膿滌