タン)” の例文
林黛玉の梅逢春がやっと一座に加わったのは、もう食卓のふかひれタンが、荒らされてしまった後だった。彼女は私の想像よりも、余程娼婦のタイプに近い、まるまると肥った女である。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
脂があつて、歯ぎれがよくつて、——え、なににする? まあ、タンへ入れるんですね。
LOS CAPRICHOS (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)