しめ)” の例文
三分一が処で、倹約でしめした、糸心のあと、ちょんぼりと黒いのをせなに、日だけはよく当る、そこで、破足袋やぶれたびの継ぎものをしてござった。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(外記はうなづきて縁にあがる。お時は手桶の水にて迎ひ火をしめして、おなじく内に入る。)
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)