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浪路
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なみじ
ふりがな文庫
“
浪路
(
なみじ
)” の例文
平馬は、雪之丞
呪
(
のろ
)
わしさのあまり、三斎屋敷の秘事を——
浪路
(
なみじ
)
失踪
(
しっそう
)
について、その一端を
洩
(
も
)
らしたものの、さすが、屋敷名を出すことはしなかった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
ドッチにしてももとが小説だから勝手な臆測が許されるが、左母二郎が
浪路
(
なみじ
)
を誘拐して
駕籠
(
かご
)
を飛ばして来たは大塚から真直ぐに小石川の通りを
富坂
(
とみさか
)
へ出て菊坂あたりから板橋街道へ出たものらしい。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
六 帰らぬ
浪路
(
なみじ
)
に
友
(
とも
)
よぶ
千鳥
(
ちどり
)
に
七里ヶ浜の哀歌
(新字新仮名)
/
三角錫子
(著)
「
浪路
(
なみじ
)
。……」
小春の狐
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
娘の
浪路
(
なみじ
)
が、この間、会うたとき、江戸初
下
(
くだ
)
りの
上方
(
かみがた
)
役者、雪之丞という者の舞台を、是非見たい故、
宿下
(
やどさが
)
りの折、連れてまいってくれと申すので、中村座の方へ
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
▼ もっと見る
この問答は、三郎兵衛によって、とりわけ
浪路
(
なみじ
)
に、聴えよがしにはじめられたのだ。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
浪
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“浪”で始まる語句
浪
浪花節
浪華
浪漫的
浪花
浪速
浪打際
浪漫
浪人
浪費