トップ
>
浅妻船
>
あさづまぶね
ふりがな文庫
“
浅妻船
(
あさづまぶね
)” の例文
七十になる彼女は、
中幕
(
なかまく
)
の
所作事
(
しょさごと
)
「
浅妻船
(
あさづまぶね
)
」の若い女に
扮
(
ふん
)
そうとしているところだった。
市川九女八
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
それでようやくこのいわゆる姉妹は
仇
(
あだ
)
し仇浪
浅妻船
(
あさづまぶね
)
の浅ましい世を乗せ渡る
曲物
(
くせもの
)
とも分れば、かかる商売の女は男子を
一瞥
(
いちべつ
)
して、たやすくその童身か否かを判ずる力ぐらいは持つものとも知った。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
雛
(
ひな
)
——
女夫雛
(
めおとびな
)
は言うもさらなり。
桜雛
(
さくらびな
)
、
柳雛
(
やなぎびな
)
、
花菜
(
はなな
)
の雛、桃の
花雛
(
はなびな
)
、白と
緋
(
ひ
)
と、
紫
(
ゆかり
)
の色の
菫雛
(
すみれびな
)
。
鄙
(
ひな
)
には、つくし、
鼓草
(
たんぽぽ
)
の雛。
相合傘
(
あいあいがさ
)
の
春雨雛
(
はるさめびな
)
。
小波
(
ささなみ
)
軽く
袖
(
そで
)
で
漕
(
こ
)
ぐ
浅妻船
(
あさづまぶね
)
の
調
(
しらべ
)
の雛。
五人囃子
(
ごにんばやし
)
、
官女
(
かんじょ
)
たち。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
浅
常用漢字
小4
部首:⽔
9画
妻
常用漢字
小5
部首:⼥
8画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“浅妻”で始まる語句
浅妻