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活計
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かっけい
ふりがな文庫
“
活計
(
かっけい
)” の例文
「実に気の毒な事をしたもんだ。定めし転任先をさがす間
活計
(
かっけい
)
に困ったろうと思ってね。今度逢ったら
大
(
おおい
)
に謝罪の意を表するつもりだ」
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
さて、その色にも
活計
(
かっけい
)
にも、
寐起
(
ねおき
)
にも夜昼の区別のない、
迷晦朦朧
(
めいかいもうろう
)
として黄昏男と言われても、
江戸児
(
えどッこ
)
だ、
大気
(
たいき
)
なもので、手ぶらで柳橋の館——いや館は上方——何とか
家
(
や
)
へ推参する。
遺稿:02 遺稿
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
権利を
異
(
こと
)
にし、骨肉の縁を異にし、
貧富
(
ひんぷ
)
を異にし、教育を異にし、
理財
(
りざい
)
活計
(
かっけい
)
の
趣
(
おもむき
)
を異にし、
風俗
(
ふうぞく
)
習慣
(
しゅうかん
)
を異にする者なれば、
自
(
おのず
)
からまたその栄誉の
所在
(
しょざい
)
も異なり、利害の
所関
(
しょかん
)
も異ならざるを得ず。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
釣や猟をしなくっちゃ
活計
(
かっけい
)
がたたないなら格別だが、何不足なく
暮
(
くら
)
している上に、生き物を殺さなくっちゃ寝られないなんて
贅沢
(
ぜいたく
)
な話だ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今の余のように生き延びた自分を祝い、遠く
逝
(
ゆ
)
く他人を悲しみ、友を
懐
(
なつか
)
しみ敵を
悪
(
にく
)
んで、内輪だけの
活計
(
かっけい
)
に甘んじて得意にその日を渡る訳には行くまい。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
けれども詩で染めた色彩と、散文で行く
活計
(
かっけい
)
とはだいぶ一致しないところもあって、実際を云うと、これがために下宿を変えて落ちついた方が楽だと思うほど彼は洋杖に
災
(
わざわい
)
されていなかったのである。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
活
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
計
常用漢字
小2
部首:⾔
9画
“活計”で始まる語句
活計向