“注疏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうそ50.0%
ちゆうそ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十三経注疏ちゅうそなんど本箱がずらりと並んだ、手習机を前に、ずしりと一杯に、座蒲団ざぶとんすわって、おいのかかった火桶を引寄せ、顔を見て、ふとった頬でニタニタと笑いながら、長閑のどか煙草たばこを吸ったあとで
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
われは敢て批評を以てかゝる草紙の本色なりとはいはず。われは敢て講義を以て注疏ちゆうその書として行はるゝはずのものなりとはいはず。われは唯記實と談理との後先なく並び行はれむことを願ふのみ。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)