“泣(うた)” の例文
「昨日の約束を忘れたのか。下(くだ)した船を東風(こち)に乗せて国へ上(のぼ)らせようという目出度い祝儀に、盃が下ったまま上らないのは縁起が悪い。房次郎よ、泣(うた)うのはやめて、早く盃をのぼらせないのか」
重吉漂流紀聞 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)