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法網
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ほうもう
ふりがな文庫
“
法網
(
ほうもう
)” の例文
誤って
法網
(
ほうもう
)
に
触
(
ふ
)
れしを、無情にも長く獄窓に
坤吟
(
しんぎん
)
せしむる等、現政府の人民に対し、抑圧なる挙動は、実に
枚挙
(
まいきょ
)
に
遑
(
いとま
)
あらず。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
法網
(
ほうもう
)
をくぐるために、
酒瓶
(
さかびん
)
の如きも普通のウイスキーの壜に入れ、ただレッテルの上に、
玄人
(
くろうと
)
でなければ判らない
目印
(
めじるし
)
を入れてある。こうした
妖酒
(
ようしゅ
)
のあることは君にも判るだろう
地獄街道
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その上、
金儲
(
かねもう
)
けの為に、
法網
(
ほうもう
)
をくぐることばかり考えている悪者であった。だが、倭文子は畑柳が好きだった。彼が儲けてくれるお金は、畑柳その人よりも、もっと好きだった。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
一体
法網
(
ほうもう
)
を
潜
(
くぐ
)
るものは、お天道様が罰する
筈
(
はず
)
だけれど、それも片手落な事もあって、北向の家はいつもいつも寒いようでは、あてになったもんじゃない。私が今晩
唯今
(
ただいま
)
、貴女を罰してみせましょう。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
網
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“法”で始まる語句
法衣
法
法螺
法度
法被
法華経
法体
法師
法会
法華