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気病
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きや
ふりがな文庫
“
気病
(
きや
)” の例文
旧字:
氣病
さなきだにふだんからかよわいからだの女房は苦労の重荷に
圧
(
お
)
しつぶされて、その明くる年の春に
気病
(
きや
)
みのようなふうで
脆
(
もろ
)
く死んでしまった。
心中浪華の春雨
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それから
其
(
そ
)
れが
祟
(
たゝ
)
りはしないか/\といふ
気病
(
きや
)
みで、
今
(
いま
)
いふ
神経病
(
しんけいびやう
)
とか
何
(
なん
)
とか
云
(
い
)
ふのだらうが、二代目はそれを
気病
(
きや
)
みにして
遂
(
つひ
)
に
気
(
き
)
が
違
(
ちが
)
つた。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お鉄はその後一種の
気病
(
きや
)
みのように床について、ことしの三月にとうとう死んだ。磯貝から受取った二百円の金は、妻の
長煩
(
ながわず
)
らいにみな遣ってしまって、六兵衛の身には殆ど一文も付かなかった。
慈悲心鳥
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気配
気味
気高