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母御前
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はゝごぜ
ふりがな文庫
“
母御前
(
はゝごぜ
)” の例文
姉御とは本當は
姉御前
(
あねごぜ
)
の尊稱で、
御
(
ご
)
とは敬し
親
(
した
)
しんだ呼び名ゆゑ、
母御前
(
はゝごぜ
)
とおなじに、よばれて嬉しい名でなければならないのを、きやん(侠)な呼名に轉化してしまつて
凡愚姐御考
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
母御前
(
はゝごぜ
)
の
意地
(
いぢ
)
わるに
逆
(
さか
)
らふやうの
事
(
こと
)
は
君
(
きみ
)
として
無
(
な
)
きに
相違
(
さうい
)
なけれどもこれ
第
(
だい
)
一に
心
(
こゝろ
)
がけ
給
(
たま
)
へ、
言
(
い
)
ふことは
多
(
おほ
)
し、
思
(
おも
)
ふことは
多
(
おほ
)
し、
我
(
わ
)
れは
世
(
よ
)
を
終
(
おわ
)
るまで
君
(
きみ
)
のもとへ
文
(
ふみ
)
の
便
(
たよ
)
りをたゝざるべければ
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
すこやかなれかしと祈りて此長き世をば盡さんには隨分とも親孝行にてあられよ、
母御前
(
はゝごぜ
)
の意地わるに逆らふやうの事は君として無きに相違なけれどもこれ第一に心がけ給へ、言ふことは多し
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“母御”で始まる語句
母御
母御似
母御樣