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武者所
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むしゃどころ
ふりがな文庫
“
武者所
(
むしゃどころ
)” の例文
その時、
武者所
(
むしゃどころ
)
にあった信濃国の住人安藤武者右宗は、この騒ぎ何事ぞ、と太刀を抜いて走ってきた。これを見た文覚は目を輝かすと勇んで飛びかかった。
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
ために、地方出の武人が番犬的に登用され、朝廷にも、院にも、常備軍がおかれた——それが
武者所
(
むしゃどころ
)
。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まだ、
地下人
(
ちげびと
)
と
卑
(
いや
)
しめられていた
武者所
(
むしゃどころ
)
の
若人
(
わこうど
)
たちで——安芸守平ノ清盛など、その一人でした。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
仁和寺
(
にんなじ
)
の御幸も、あと十日ほどしかない。院の
武者所
(
むしゃどころ
)
は、その日のしたくに忙しかった。清盛は、こんど初めて、六位の
布衣
(
ほい
)
に
叙
(
じょ
)
せられて、御車の
随身
(
ずいしん
)
を仰せつかった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
僧
(
そう
)
・
文覚
(
もんがく
)
(もと院の
武者所
(
むしゃどころ
)
の出身)若年、人妻に恋し、あやまって恋人の
袈裟
(
けさ
)
を斬り、青年期の関門につまずいたが、
沙門
(
しゃもん
)
に入って、那智の滝でいくたびとなく自虐的な修業をとげ
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
衛府や
武者所
(
むしゃどころ
)
の制ができて、たくさんな武士をおくことにはなって来たが、いわばこれらの人間は、野性で勇猛な点だけを取りえに思われて、藤原貴族などからは、紀州犬や土佐犬の性能なみに
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“武者所”の解説
武者所(むしゃどころ)とは、内裏や院御所の警備を担当する令外官。
(出典:Wikipedia)
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“武者”で始まる語句
武者振
武者
武者溜
武者輩
武者顫
武者小路実篤
武者絵
武者窓
武者修行
武者小路