武八ぶはち)” の例文
私のかお何処どこ幼顔おさながおて居ると云うそのうちには、私に乳をましてれた仲仕なかし内儀かみさんもあれば、又今度こんど兄の供をして中津から来て居る武八ぶはちと云うごく質朴な田舎男いなかおとこ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
などといって、なみだをながさんばかりに、よろこんでくれるひともいました。諭吉ゆきちのおもりをしてくれた武八ぶはちじいさんは、自分じぶんのまごがきたようなよろこびかたで、堂島どうじまのあたりをあるきながら