權威ちから)” の例文
新字:権威
あゝ比類たぐひなき智慧よ、天に地にまた禍ひの世に示す汝のわざは大いなるかな、汝の權威ちからわかち與ふるさまは公平なるかな 一〇—一二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
黄金わうごん積むもの、權威ちからあるもの、たゞしは玉のかんばせの佳人たをやめとても、この夢に、もるゝはあらじ、あなおろかや。
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
權威ちからにかひらきけむ
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
權威ちから餘りにさかんに
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
さればかく荒れし路を傳ひて我に歩みを進ましむる權威ちからによりこゝに我汝に請ふ、群のひとりを我等にえさせよ、我等そのかたへにしたがひ 九一—九三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
兄弟よ、足を直くして身を起すべし、誤るなかれ、我も汝等とおなじく一の權威ちからしもべなり 一三三—一三五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)