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エンジン
ふりがな文庫
“
機関
(
エンジン
)” の例文
旧字:
機關
よいか、わしに反抗するものがあったら、わしは、ここにいる味方の一人に命じて、動力
機関
(
エンジン
)
を、一挙に破壊してしまうだろう。
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
昭和四年に東京でひらかれた世界工業大会で、二人は汽船の
機関
(
エンジン
)
について大激論をやった。そして武田博士が勝ったのだ。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
そこで、僕は推断を下しました。
機関
(
エンジン
)
の騒音があるにもかかわらず、当然圧せられて消されねばならない、いや、通常の状態では絶対に聴くことの出来ぬ音を聴いたからだ——と。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
同室のボウイの口から
甲板
(
デッキ
)
部の
下級員
(
クルウ
)
が十七人、
機関
(
エンジン
)
部が二十一人で、船はこれから一直線に南下して木曜島で海鳥糞を積み、
布哇
(
ハワイ
)
を廻って北米西海岸グレイス・ハアバアで角材を仕入れ
上海された男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
(発電自動車の
機関
(
エンジン
)
の音)
空の悪魔(ラヂオ・ドラマ)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
▼ もっと見る
『最上』の武田式
機関
(
エンジン
)
は、ぱちぱちと青白い火花を散らして重油を
焚
(
た
)
いている。四十ノットの快速力で逃げるのだ。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
「
機関
(
エンジン
)
をうんとかけて、渦巻の反対の方向へ
舵機
(
だき
)
を廻したら、少しは、急速度な回転を緩めることは出来ませんか」
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
喧
(
けたた
)
ましい警察自動車の
機関
(
エンジン
)
の響がしていたのですが、その
召使
(
バトラー
)
は、僕の靴が偶然
軋
(
きし
)
って微かな音を立てると、何故か先に歩んでいるにもかかわらず、
竦
(
すく
)
んだような形で、身体を横に避けるのです。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「なに、神戸? 四、五日
機関
(
エンジン
)
が廻っていたと思ったが——」
上海された男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
コンパスが狂ったのは、コンパス自身の罪ではなく、何かの、見えぬ力が、船の進行を邪魔しはじめたからだ。
機関
(
エンジン
)
の狂ったのでも、
汽罐
(
かま
)
が破裂したのでもない。
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
「負けるものか。後甲板を見ろ、倉庫のようなものがあるだろう。あの中には
神風式
(
じんぷうしき
)
戦闘偵察機が入っているんだぞ。——そして、中の
機関
(
エンジン
)
も武田式に取りかえたんだ。」
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
と同時に、
機関
(
エンジン
)
の音がやみ、石割一等運転手が舵機室から出てきた。
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
しかし、それは風の音、
機関
(
エンジン
)
の響に消されて聴えなかった。
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“機関”の意味
《名詞》
機関(きかん)
活動のしかけがあるもの。
水力、火力、電力などの動力、エネルギーを変換する装置。
法人や団体の意志を決定したり、代表したりする人や組織。
あることを実施する手段として設けた組織や団体、機構。
(出典:Wiktionary)
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
関
常用漢字
小4
部首:⾨
14画
“機関”で始まる語句
機関車
機関室
機関銃
機関手
機関長
機関兵
機関士
機関方
機関説
機関仕掛