かこ)” の例文
青いかへでの枝にかこまれた泉水の金魚を見ながら、くびのおしろいを附けて貰つて居ると、近く迄来た地車だんじりのきしむ音がした。
住吉祭 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
………四五日にして小屋の木材を切り取り、樹皮を剥ぎて屋根とし、且つ四囲をかこい、あるいは敷きて座敷とせり。………夫れより開墾して六月十八日迄に一反半を開き、燕麦からすむぎ牧草を蒔付まきつけたり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)