“楽堂”のいろいろな読み方と例文
旧字:樂堂
読み方割合
がくどう80.0%
ホオル20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをまた、陪席ばいせきの来賓はみな、おかしげに眺め合って、しばしば、楽堂がくどう胡弓こきゅうふえの音も、耳に忘れるばかりな歓声だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大正五年十一月六日 恵那えな中津川に小鳥狩を見る。四時庵にて。島村久、富岡俊次郎、田中小太郎、清堂、零余子れいよし、はじめ、泊雲、楽堂がくどう同行。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
ある時同じ露西亜生れのヤアシヤ・ハイフエツツといふ名高い少年提琴手ヴアイオリニストの独奏会が紐育ニユーヨークのある楽堂ホオルで催されたので、友達のレオポルド・ゴドヰスキといふ洋琴ピアノきと一緒に聴きに往つた事があつた。