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業火
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ごふくわ
ふりがな文庫
“
業火
(
ごふくわ
)” の例文
一たび愛慾の
迷路
(
めいろ
)
に入りて、
七五
無明
(
むみやう
)
の
七六
業火
(
ごふくわ
)
の
熾
(
さかん
)
なるより鬼と化したるも、ひとへに
七七
直
(
なほ
)
くたくましき
性
(
さが
)
のなす所なるぞかし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
そこにはたとひ
娑婆苦
(
しやばく
)
はあつても、地獄の
業火
(
ごふくわ
)
は燃えてゐない。けれども正宗氏はこの地面の下に必ず地獄を
覗
(
のぞ
)
かせてゐる。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そして牧師があすこで云はうとしてゐるやうに、確かに最も
嚴
(
いか
)
めしい神の裁き、消しがたい
業火
(
ごふくわ
)
、死ぬことのない蟲けらの地獄に
墮
(
お
)
ちて行くのが當然なのだ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
闇の
業火
(
ごふくわ
)
を淨めなければならない
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
こればかりでも、隨分人の目を驚かす筆勢でございますが、その上に又、
業火
(
ごふくわ
)
に
燒
(
や
)
かれて、轉々と苦しんで居ります罪人も、殆ど一人として通例の地獄繪にあるものはございません。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
「それは
嘘
(
うそ
)
をつくのと同じだ。嘘つきはみな
硫黄
(
ゐわう
)
と
業火
(
ごふくわ
)
に燃える湖に落ちなければなりません。兎に角リード夫人、この子を監督致させませう。テムプル先生にも他の教師にも云つて置きませう。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
こればかりでも、随分人の目を驚かす筆勢でございますが、その上に又、
業火
(
ごふくわ
)
に焼かれて、転々と苦しんで居ります罪人も、殆ど一人として通例の地獄絵にあるものはございません。
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“業火”の意味
《名詞》
(仏教)悪業が身を滅ぼすことを譬えた地獄の猛火。
(出典:Wiktionary)
業
常用漢字
小3
部首:⽊
13画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“業”で始まる語句
業
業腹
業平
業物
業病
業平橋
業因
業々
業突張
業刀