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椀
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まり
ふりがな文庫
“
椀
(
まり
)” の例文
泉の
湧
(
わ
)
く所へ来た。姉は
樏子
(
かれいけ
)
に添えてある木の
椀
(
まり
)
を出して、清水を汲んだ。「これがお前の
門出
(
かどで
)
を祝うお酒だよ」
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
茶を煮て、
檜折
(
ひおり
)
のうえに、
伏兎餅
(
ふともち
)
と
椀
(
まり
)
とをのせて奥へ運んでゆくと
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
順礼の山辺の墓は日ざかりをせせり浮きたり
椀
(
まり
)
の清水に
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
中ぞらにうかべる雲の、 蓋やまた
椀
(
まり
)
のさまなる
文語詩稿 五十篇
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
弟は
椀
(
まり
)
を飲み干した。「そんなら姉えさん、ご機嫌よう。きっと人に見つからずに、中山まで参ります」
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
ようよう
樏子
(
かれいけ
)
のほかに、
面桶
(
めんつう
)
に入れた
饘
(
かたかゆ
)
と、木の
椀
(
まり
)
に入れた湯との二人前をも受け取った。
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“椀”の意味
《名詞》
飯や汁物などを盛るための食器。
(出典:Wiktionary)
“椀”の解説
椀(わん)とは、飯や汁物などを盛るための食器。土製、金属製、木製、石製のものがある。
木製のものを木偏の椀、陶磁器製のものは石偏の碗、金属製のものには金偏の鋺の字を用いる(また金椀:かなまり・かなわんとも呼ぶ)。
(出典:Wikipedia)
椀
漢検準1級
部首:⽊
12画
“椀”を含む語句
茶椀
吸物椀
木椀
一椀
飯椀
椀久
平椀
金椀
椀子
椀形
膳椀
汁椀
銀椀
椀盛
親椀
椀殻
南部椀
秀衡椀
塗椀
飯茶椀
...