“親椀”の読み方と例文
読み方割合
おやわん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あがらなくっちゃアいけませんよ、今の若さに一膳半ぐらいの御膳があがれんとは、わたくしなどは親椀おやわんで山盛りにして五六杯も喰わなくっちゃアちっとも物を食べたような気持が致しやせん
横の板張に親椀おやわんを並べて拭いていたオモヨさんに眼顔で、差図さしずをしますと、オモヨさんは大勢に見られながら、恥かしそうに立上って、若旦那の後から鉄瓶をげて、離家の方へ行きました。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
親椀おやわんのふたを取る音がやわらかにつたわった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)