“樏子”の読み方と例文
読み方割合
かれいけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泉のく所へ来た。姉は樏子かれいけに添えてある木のまりを出して、清水を汲んだ。「これがお前の門出かどでを祝うお酒だよ」
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
佐渡へお母あさまのお迎えに往くことも出来よう。籠や鎌は棄てておいて、樏子かれいけだけ持って往くのだよ
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ようよう樏子かれいけのほかに、面桶めんつうに入れたかたかゆと、木のまりに入れた湯との二人前をも受け取った。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)