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樏
ふりがな文庫
“樏”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かんじき
75.0%
カンジキ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんじき
(逆引き)
会津の山々は雪の多いところとて、
藁
(
わら
)
で出来た
雪踏
(
ゆきぶみ
)
や
雪沓
(
ゆきぐつ
)
や、
曲木
(
まげき
)
の
樏
(
かんじき
)
や形の面白いのを見かけますが、かかる品を求めるには一番山奥の
檜枝岐
(
ひのえまた
)
を訪ねるに
如
(
し
)
くはありません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
若者は、宵の口から、藁製の
雪沓
(
ゆきぐつ
)
を
穿
(
は
)
き、その下にかつちき(
樏
(
かんじき
)
の義)を著けて湖上へ出かける。綿入を何枚も重ねた上に厚い
袢纏
(
はんてん
)
を纏ふのであるから、体は所謂着ぶくれになる。
諏訪湖畔冬の生活
(新字旧仮名)
/
島木赤彦
(著)
樏(かんじき)の例文をもっと
(3作品)
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カンジキ
(逆引き)
スキーで新雪の傾斜を辷り歩くのもよく、輪
樏
(
カンジキ
)
を着けて兎の跡を追い、林間を逍遙するのも楽しい。椈の大樹が雪を装った姿、常盤木の枝重たげなのも美しい。雪中の木々を小品に描く。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
樏(カンジキ)の例文をもっと
(1作品)
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“樏(かんじき)”の解説
かんじき(樏、橇、檋、梮)は、雪や泥の上など不安定な地面を歩くための民具。靴・わらじなどの下に着用する。履くと接地面積が増え体重が分散されることから、雪に深くめり込まず、さらに斜面などでずり落ちにくくする効果がある。世界各地の豪雪地域で類似の道具が見られる(「スノーシュー」を参照)。
(出典:Wikipedia)
樏
部首:⽊
15画
“樏”を含む語句
金樏
樏子
輪樏
“樏”のふりがなが多い著者
島木赤彦
中村清太郎
板倉勝宣
柳宗悦