トップ
>
樏
>
かんじき
ふりがな文庫
“
樏
(
かんじき
)” の例文
会津の山々は雪の多いところとて、
藁
(
わら
)
で出来た
雪踏
(
ゆきぶみ
)
や
雪沓
(
ゆきぐつ
)
や、
曲木
(
まげき
)
の
樏
(
かんじき
)
や形の面白いのを見かけますが、かかる品を求めるには一番山奥の
檜枝岐
(
ひのえまた
)
を訪ねるに
如
(
し
)
くはありません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
若者は、宵の口から、藁製の
雪沓
(
ゆきぐつ
)
を
穿
(
は
)
き、その下にかつちき(
樏
(
かんじき
)
の義)を著けて湖上へ出かける。綿入を何枚も重ねた上に厚い
袢纏
(
はんてん
)
を纏ふのであるから、体は所謂着ぶくれになる。
諏訪湖畔冬の生活
(新字旧仮名)
/
島木赤彦
(著)
中山の登りは、スキーをぬいで
樏
(
かんじき
)
の跡を登った。上に着いて休むと、一時に汗が引込んで、風が木々を渡って行った。中山の下りは急で、雪は実に好い。プルツファシュネーに近い。
春の上河内へ
(新字新仮名)
/
板倉勝宣
(著)
“樏(かんじき)”の解説
かんじき(樏、橇、檋、梮)は、雪や泥の上など不安定な地面を歩くための民具。靴・わらじなどの下に着用する。履くと接地面積が増え体重が分散されることから、雪に深くめり込まず、さらに斜面などでずり落ちにくくする効果がある。世界各地の豪雪地域で類似の道具が見られる(「スノーシュー」を参照)。
(出典:Wikipedia)
樏
部首:⽊
15画
“樏”を含む語句
金樏
樏子
輪樏