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『春の上河内へ』
ふりがな文庫
『
春の上河内へ
(
はるのかみこうちへ
)
』
大正八年三月二十一日。信濃鉄道にゆられながら、重いリュックサックを背負ったまま腰をかけて、顎の下にアルペンストックをかって、反対側の窓の中に刻々に移って行く真白な雪の山々を眺めていると、雪の山の不可抗な吸引力は、ジットしていられないほど強く …
著者
板倉勝宣
ジャンル
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
金樏
(
かねかんじき
)
樏
(
かんじき
)