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柔媚
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じうび
ふりがな文庫
“
柔媚
(
じうび
)” の例文
伊勢
音頭
(
おんど
)
の作りかへもさせられた。俺は外ヘ出る必要もなくなつた。
柔媚
(
じうび
)
を四畳半に求むることも出来なくなつた。俺は一時間の黙想をすら許されないのである。
畜生道
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
〔譯〕
匿情
(
とくじやう
)
は
愼密
(
しんみつ
)
に
似
(
に
)
る。
柔媚
(
じうび
)
は
恭順
(
きようじゆん
)
に似る。
剛愎
(
がうふく
)
は
自信
(
じしん
)
に似る。故に君子は
似
(
に
)
て
非
(
ひ
)
なる者を
惡
(
にく
)
む。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
梅花は予に
伊勢物語
(
いせものがたり
)
の歌より
春信
(
はるのぶ
)
の
画
(
ゑ
)
に至る
柔媚
(
じうび
)
の情を想起せしむることなきにあらず。然れども梅花を見る
毎
(
ごと
)
に、まづ予の心を
捉
(
とら
)
ふるものは支那に生じたる
文人趣味
(
ぶんじんしゆみ
)
なり。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「無性さや」に起り、「かき起されし」とたゆたつた「調べ」にも
柔媚
(
じうび
)
に近い
懶
(
ものう
)
さを表はしてゐる。所詮蕪村の十二句もこの芭蕉の二句の前には
如何
(
いかん
)
とも出来ぬと評する外はない。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
柔
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
媚
漢検1級
部首:⼥
12画
“柔”で始まる語句
柔
柔和
柔順
柔術
柔軟
柔弱
柔毛
柔道
柔々
柔肌