枚挙まいきよ)” の例文
旧字:枚擧
の二品あり、別に白粉下おしろいしたといふものあり。さて頭髪かみには種類多し、一々枚挙まいきよいとまあらず、今本式に用ゐるものを
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
扶桑略記ふさうりやくき(巻卅三)〇日本(百卅三)の列伝れつでん(五十九)〇菅家御伝記(神統かみのみすゑ菅原陳経のぶつね朝臣御作正史によられたれば証とすべし)其余そのよ虚実きよじつ混合こんがふしたる古今の書籍しよじやく枚挙まいきよすべからず。
日本の女は、何よりも、不名誉をぢるものである。屈辱くつじよくかうむつたために自殺した女の話は、枚挙まいきよし難いといつてもよい。しもの物語は、かういふ事実を立証するに足るものである。——
日本の女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
扶桑略記ふさうりやくき(巻卅三)〇日本(百卅三)の列伝れつでん(五十九)〇菅家御伝記(神統かみのみすゑ菅原陳経のぶつね朝臣御作正史によられたれば証とすべし)其余そのよ虚実きよじつ混合こんがふしたる古今の書籍しよじやく枚挙まいきよすべからず。
枚挙まいきよに堪へぬと云つても好い。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)