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東照宮
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とうしょうぐう
ふりがな文庫
“
東照宮
(
とうしょうぐう
)” の例文
午頃
(
ひるごろ
)
まで長吉は
東照宮
(
とうしょうぐう
)
の裏手の森の中で、
捨石
(
すていし
)
の上に
横
(
よこた
)
わりながら、こんな事を考えつづけた
後
(
あと
)
は、
包
(
つつみ
)
の中にかくした小説本を取出して読み
耽
(
ふけ
)
った。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
東照宮
(
とうしょうぐう
)
の前では、女学生がはでな
蝙蝠傘
(
こうもりがさ
)
をさして歩いていた。パノラマには、古ぼけた日清戦争の画かなんかがかかっていて、札番が退屈そうに
欠
(
あくび
)
をしていた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
そこには、
東照宮
(
とうしょうぐう
)
があって、五重の塔が、黒い怪物のようにそびえています。
鉄人Q
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
風のない夕暮れなどには苔香園の表門を抜けて、紅葉館前のだらだら坂を
東照宮
(
とうしょうぐう
)
のほうまで散歩するような事もあった。冬の夕方の事とて人通りはまれで二人がさまよう道としてはこの上もなかった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
この
夕
(
ゆうべ
)
、私は親しくオイケンの哲学に関する先生の感想を
伺
(
うかが
)
って、
夜
(
よ
)
も九時過再び千駄木の崖道をば
根津権現
(
ねづごんげん
)
の方へ
下
(
お
)
り、
不忍池
(
しのばずのいけ
)
の
後
(
うしろ
)
を廻ると、ここにも
聳
(
そび
)
え立つ
東照宮
(
とうしょうぐう
)
の裏手一面の崖に
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
翌日
(
あくるひ
)
自分は
昨夜
(
ゆうべ
)
降りた三門前で再び電車を乗りすて、先ず順次に一番
端
(
はず
)
れなる七代将軍の霊廟から、中央にある六代将軍、最後に増上寺を隔てて
東照宮
(
とうしょうぐう
)
に隣りする二代将軍の霊廟を参拝したのである。
霊廟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“東照宮”の解説
東照宮(とうしょうぐう)は、江戸幕府初代将軍の徳川家康を「東照大権現」として祀る神社である。
(出典:Wikipedia)
東
常用漢字
小2
部首:⽊
8画
照
常用漢字
小4
部首:⽕
13画
宮
常用漢字
小3
部首:⼧
10画
“東照宮”で始まる語句
東照宮下
東照宮大猷廟