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来駕
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らいが
ふりがな文庫
“
来駕
(
らいが
)” の例文
自然科学史の原稿井汲氏に御渡し下されたく、なお、御都合できましたら次の日曜か月曜頃御
来駕
(
らいが
)
を煩わし得れば幸に存じます。
平野義太郎宛書簡:07 一九三二年九月八日
(新字新仮名)
/
野呂栄太郎
(著)
薫
(
かおる
)
は山の
延暦寺
(
えんりゃくじ
)
に着いて、常のとおりに経巻と仏像の供養を営んだ。
横川
(
よかわ
)
の寺へは翌日行ったのであるが、
僧都
(
そうず
)
は大将の親しい
来駕
(
らいが
)
を喜んで迎えた。
源氏物語:56 夢の浮橋
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
『とく』は一週間ばかり前より実家へ帰りおりしが、今日は先生の御
来駕
(
らいが
)
ある由を聞きしゆえ、昨日使いを
甲州郡内妖怪事件取り調べ報告
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
「早速お聴分けくださいまして、久之進面目に存じまする、なおまた、……明日は久々にて御対面を得たく、茶を催しまするゆえ
枉
(
ま
)
げて御
来駕
(
らいが
)
くださいまするよう」
粗忽評判記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
おっしゃってくださいませんか。何用でご
来駕
(
らいが
)
をかたじけのうしたのか、それを
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
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さてそれで単刀直入に本題に入る、としてもちろんご
来駕
(
らいが
)
あられたについては、例の一件物ご持参と存ずる。いざ、お渡しくださるよう。それと引き換えにお京様、早速この場でお渡しいたす。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ご足労ながら、いま一度ご検分願わしく、ご
来駕
(
らいが
)
待ちわびおり候
右門捕物帖:37 血の降るへや
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
“来駕”の意味
《名詞》
来駕(らいが まれ:らいか)
貴人や尊敬する人が訪問することを敬って用いる表現。
(出典:Wiktionary)
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
駕
漢検準1級
部首:⾺
15画
“来”で始まる語句
来
来年
来迎
来世
来客
来賓
来春
来合
来給
来訪