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朱舜水
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しゅしゅんすい
ふりがな文庫
“
朱舜水
(
しゅしゅんすい
)” の例文
この文章は、
光圀
(
みつくに
)
の起稿ではない。光圀が尊敬し師事していた
朱舜水
(
しゅしゅんすい
)
の文集のうちにある楠公
画賛
(
がさん
)
の一文をとって、碑銘に用いたものである。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
神田川にそそぐお茶の水の堀割は、両岸の土手が高く、樹木が
鬱蒼
(
うっそう
)
として、
水戸
(
みと
)
家が
聘
(
へい
)
した
朱舜水
(
しゅしゅんすい
)
が、
小赤壁
(
しょうせきへき
)
の名を附したほど、
茗渓
(
めいけい
)
は
幽邃
(
ゆうすい
)
の地だった。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
光圀
(
みつくに
)
様はよいお方。
朱舜水
(
しゅしゅんすい
)
先生もよいお方。そうしてお屋敷は立派で、皆さん大変親切だけれど、やっぱり妾は杉窪の方がいいよ。三吉お前もそうだろうね。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それからしばらくして水戸という駅を通過し、これは明末の義臣
朱舜水
(
しゅしゅんすい
)
先生の客死されたところ、Wandervogel の大先輩の悲壮の心事を
偲
(
しの
)
び、少しく勇気を得て仙台に着いた。
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「久しぶりだなあ。
朱舜水
(
しゅしゅんすい
)
の建碑式以来だろう」
歯車
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
と、光圀の師
朱舜水
(
しゅしゅんすい
)
は、まだ紋太夫の少年のうちから、かれの将来を案じて、ひそかに注意したこともある。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
明
(
みん
)
の遺臣
朱舜水
(
しゅしゅんすい
)
、三筋に別れている峠道の、その一つをばたどっていた。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
剣は
真陰流
(
しんかげりゅう
)
をきわめ、幼年から
朱舜水
(
しゅしゅんすい
)
に師事し、また
心越禅師
(
しんえつぜんじ
)
に
侍座
(
じざ
)
して、侍ひとかどのたしなみは
修
(
おさ
)
めた者とは——老公の眼からも、今は見えないほどな彼の困り方である。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
発掘したのは水戸
光圀
(
みつくに
)
と、
朱舜水
(
しゅしゅんすい
)
との一行なのであった。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
朱
常用漢字
中学
部首:⽊
6画
舜
漢検準1級
部首:⾇
13画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“朱”で始まる語句
朱
朱塗
朱雀
朱鞘
朱鷺色
朱実
朱欒
朱羅宇
朱総
朱泥